タフレザーのヌメ革について

ヌメ革ってなに?

A. 動物の「原皮」から革製品に使われる「革」に加工する工程を「鞣(ナメ)す」と言います。
その工程で「植物タンニン」を使い、表面加工をほとんど行わなず鞣された革を「ヌメ革」と呼んでいます。

繊維が締まっているため堅牢な上、使い込むほど深まる色合いや質感が大きな特徴です。

一般的に流通している化学薬品を使って鞣される「クロム鞣し」の製法とは違い、
「植物タンニン」で鞣されるヌメ革は、時間もコストもかかってしまいますが、
自然の成分を使っておりますので、人にも環境にも優しく安心です。

タフレザーが使用している牛のヌメ革は、

兵庫県姫路市の創業百年以上続く老舗のタンナー(鞣す業者)様から

仕入れておりますので、高品質のレザーアイテムを提供できます。

植物タンニンってなに?

A. 植物によく含まれる渋み成分のことで、ポリフェノールやカテキンと聞くとピンときますよね。
その植物から抽出したタンニンを「植物タンニン」と呼びます。

昔から革を鞣す工程の為にも用いられており、
不純物を取り除く特徴を生かし、動物の原皮を腐りから守ります。
ヌメ革を作るのに欠かせない成分です。

傷つきやすいってホント?

A. ヌメ革は表面加工をほとんどせず作成される為、キズやシミが付きやすく、
日焼けをして色が濃くなったりもします。なんと蛍光灯の光でも日焼けします。

そんなデリケートなヌメ革ですが、今でも根強いファンが存在する理由は、
やはり「革を育てる楽しさ」にあると思います。
エイジングしていくヌメ革と共に生活をしていくと、
うっかり付けたキズやシミさえも愛おしくなってしまいます。

ちなみに一般的なバッグやソファーに使われる革は、シボ加工、顔料で着色などをし、
表面のキズやシミを目立たなくさせ、均一に綺麗に見えるように作成されます。
さらに、コーティング加工などを行い、キズや汚れなどにも強く、ヌメ革のようなエイジングは楽しめません。

エイジングってなに?

A. 「経年変化」や「革を育てる」などと言われ、
使い込んでいくうちに、革の繊維がほぐれて柔らかくなったり、
摩擦などで革の油分が滲み出し、ツヤが出たりします。
いわゆる「味が出る」ということです。

ヌメ革はこの「エイジング」が最大の特徴であり魅力で、
定期的にお手入れをすれば何十年も使えるアイテムになります。
たくさんのヌメ革愛好者がいるのも納得できますね。

タフレザーの革製品もたっぷりエイジングできる
ヌメ革を使用し作成しております。

「お前んトコで買った財布、いい感じになったよ!」
と笑い合える日を楽しみにしております。